ペットの寿命は動物の種類によって異なりますが、犬なら10年~15年、猫なら12年~16年ほどが平均寿命です。人間よりも寿命が短いため、飼い始めると、やがてお別れの時が訪れます。ペットとのお別れがきちんとできなかった場合、後で後悔することもあるものです。ここでは、大切な家族として暮らしてきたペットとのお別れの方法について、ご紹介します。
ペットとお別れする時期が近付いたら
近年は、ペット医療も発達しており、病院で治療を受けると克服できる病気もたくさんあります。しかし、老衰で弱ってきたり、病気が悪化したりしてお別れする時期が近付いたとわかったら、やっておくべきことがあります。
ペットを看取る場所について決める
お別れの時が近づいたら、ペットを看取る場所について決める必要があります。入院中のペットを自宅へ連れ帰り家族と一緒に過ごせるようにするのか、病院で延命治療を継続するか決断しましょう。どこで看取るにしても、飼い主がペットのそばにいるのが理想です。病気で苦しんでいる場合でも、飼い主がそばにいるとペットは安心できます。病院で看取る場合は、時間が許す限りそばにいてあげるようにしましょう。
愛情を示す
ペットにたくさんの愛情を注いであげましょう。撫でたり、抱っこしたり、優しい言葉をかけたりすることで、ペットが愛情や安らぎを感じられます。
快適な環境を整える
ペットが快適に過ごせる環境を整えましょう。必要に応じて、柔らかいベッドや暖かい場所を用意し、ストレスのない状態で過ごせるようにします。
ペットが亡くなったら?
ペットが亡くなったら、ただ悲しみ暮れるだけではいけません。ペットときちんとお別れするための準備を整える必要があります。
体を綺麗にして安置する
ペットが亡くなったら、体を綺麗にしてあげましょう。ビニールシートなどの上に前足を折り畳んだ状態にして寝かせ、目や口を閉じてあげます。硬く絞ったタオルで体を拭き、毛並みを整えます。その際、口や鼻やお尻は、体液や血液で汚れることも多いため、念入りに拭きましょう。体を拭き終わったら、犬用のケージにタオルや布団を入れて安置します。
体を冷やす
安置したら、傷みを防ぐために体を冷やします。タオルで包んだ保冷剤を、お腹や首の周りに置くと良いでしょう。長時間安置する場合は、ドライアイスを使いましょう。体を冷やす際は、水で濡れると遺体が傷みやすくなるため、濡らさないよう気をつける必要があります。
火葬や葬儀の手配をする
安置したら、火葬や葬儀の手配を行います。ペット火葬業者に連絡すると、段取り欲手配してくれます。地域にペット火葬業者がない場合、自治体にお願いすることも可能となっています。
ペットとのお別れの時は?
火葬や埋葬が、ペットとの最後のお別れになります。では、ペットとのお別れでは、何をすべきなのでしょう。
愛用品を用意してあげる
人間のお葬式と同様に、ペットを火葬する時には棺に愛用品を入れられます。そのため、ペットが好きだったおもちゃや好物のおやつ、普段着けていた首輪などを用意してあげましょう。ただし、可燃性であることが必須で、プラスチックや金属などは入れられません。
葬儀を行う
ペットの葬儀は、必ず行わねばならないわけではありませんが、ペット保有者の6割が葬儀を行うという調査結果もあるのです。葬儀を行うことで、満足できる形でペットを天国へ送り出せるため、飼い主の気持ちも安らぐでしょう。家族だけで行うのが一般的です。中には、友人や知人などが参列する大きなペット葬を行う人もいらっしゃいます。
悲しみを受け入れる
ペットとのお別れでは、悲しみを受け入れる必要があります。悲しみを感じることで、ペットへの深い愛情とつながりを認識できるでしょう。また、悲しみは時間とともに和らぎますが、和らいでいくペースは人それぞれ異なるものです。自分に、悲しみを癒すための十分な時間を取りましょう。そして、悲しみや喪失感を友人や家族と共有することも必要です。癒しのプロセスに役立ちます。気持ちを話したり、思い出を共有したりすることが支えになるでしょう。
最後に
ペットとのお別れは辛いものですが、安心して天国へ送り出すためにも、身体を拭いてあげたり、綺麗に安置してあげたりと、葬儀の下準備を整えることも大切です。お別れの準備やセレモニーは、飼い主にとって慰めになります。普段からしっかり愛情をかけることで、お別れの時に後悔することが少なくなるでしょう。
「合同会社ペットメモリアル」は、神奈川県平塚市を拠点として、ペットのメモリアルサービスを行っております。家族の一員として暮らしてきたペットとの最後のお別れを、しっかりサポートいたします。棺や装飾も色々な種類をご用意しており、ペットのキャラクターに合わせたセレモニーが可能です。ペット葬儀に関する詳しい情報が知りたい方、火葬業者を探していらっしゃる方は、いつでもお気軽にご相談ください。