ペットは家族の一員として暮らしており、ペットが亡くなると家族を失ったのと同じ悲しさに苛まれ、ペットロスになる人もいます。亡くなったペットが天国で安らかに過ごせるよう、送り出してあげるのも買主の務めです。また、ペットも人間と同じように、天国へ行くのかも気になります。ここでは、ペットの死後の世界とともに、火葬の方法についてご紹介します。
ペットは天国に行くのか？
人間は、死後は天国へ行くと言われていますが、ペットは動物の霊界へ行く、虹の橋へ行く、生まれ変わるなど、いろいろな説があります。ペットの死後の世界は、残された人間がペットの死を乗り越えるために必要な観念です。どれが正解ではなく、ペットが死後は安らかに過ごしているという安心材料にするのが良いでしょう。
動物の霊界
死後のペットは、人間と同じ天国ではなく動物だけの霊界に行くと言われています。動物は魂が人間と同等に成熟していないため、動物だけが集まる霊界へと導かれます。そこで、指導霊という動物を世話する霊とともに、幸せに暮らすのです。
虹の橋
死後のペットは、虹の橋へ行き飼い主を待っていると言われています。ペットは人間よりも寿命が短いため、飼い主よりも先に天国へ向かってしまうものです。虹の橋は天国の手前にあり、飼い主が来たら一緒に橋を渡り天国へ行きます。
生まれ変わる
死後のペットは、輪廻転生で生まれ変わると言われています。転生を繰り返すうちに、飼い主の元に戻ることもあるようです。通常、死後2年～8年で生まれ変わるとされています。
ペットを天国へ送り出すには
ペットの死後を安らかなものにするためには、きちんと送り出してあげることが必要です。ペットを送り出す方法は、次のようになります。
ペットを埋葬・火葬する
ペットが亡くなったら、埋葬もしくは火葬します。ハムスターなどの小型のペットの場合は、火葬せずにそのまま埋葬されることも多いのです。犬や猫などある程度大きなペットは、火葬するのが一般的です。また、埋葬や火葬の前に、葬儀やセレモニーを行うこともあります。
ペットを供養する
ペットを火葬後は、霊園に納骨するほか、自宅に持ち帰って供養する方法もあります。また、遺骨の一部をキーホルダーやアクセサリーにして、日常的に身に着けて供養する方法もあります。
ペットの火葬方法
ペットの火葬は、死後2日以内に行うのが一般的です。それ以上遺体を安置したままにすると、傷んでしまうことがあります。家族が揃う日に葬儀がしたい場合は、ペット霊園の霊安室で預かってもらうことも可能です。
個別火葬
一般的に、ペットの火葬は合同火葬として行われることが多いのですが、個別火葬はペットの遺体を個別に火葬する方法です。個別に火葬炉に入れられるため、ペットの遺体が識別されます。個別では、ペットの遺体を返してもらえるという利点があります。飼い主は、ペットの遺骨を保管したり、埋葬したりして、ペットとの絆を保てるでしょう。ただし、個別火葬は一般的に集団火葬よりも費用が高くなる場合があります。
合同火葬
合同火葬は、複数のペットを同時に火葬する方法です。ペットの飼い主は、亡くなったペットを施設に持ち込み、他のペットと一緒に火葬してもらいます。この方法では、個別の火葬費用よりも低い料金でペットを送り出せます。ただし、合同火葬では、ペットの遺骨を個別に取り出すことはできません。火葬後、ペットの遺骨は他のペットの遺骨と一緒になります。そのため、ペットの遺骨を保管したり、個別に埋葬したりできません。合同火葬は、ペットの飼い主にとって経済的な選択肢となる一方で、ペットの個別性や思い出の大切さを重視する飼い主には適していない場合もあります。
移動火葬
移動火葬は、火葬できる設備が整った専用の車両で火葬する方法です。飼い主はペットを遠くの施設ペットの遺体を運ぶ必要がなく、プライバシーも尊重できます。飼い主は自宅でペットと最後の時間を過ごし、火葬を行えます。火葬後は、飼い主にペットの遺灰が返却されることが一般的です。移動火葬は、ペットの火葬をより個別化し、飼い主のニーズに合わせたサービスを提供できる方法として人気が高まっています。ただし、地域によっては移動火葬サービスが提供されていない場合もあります。
まとめ
飼い主の務めとして、大切なペットを天国へきちんと送り出してあげることが大切です。また、しっかりと供養をすることで心が安らぎ、ペットロスから立ち直るきっかけにもなります。供養の方法もいろいろありますが、納得できる方法で行うのが良いでしょう。
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